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No ekko↔︎No Galavy 2020 ekko&Galavy

[わたくし] [LCC] 時代に取り残されたモノの末路

425th   Jetstar☆ GK0116  RJCC 0547Z - 0723Z RJCC  ACFT;JA10JJ (A320-232) On time (for Galaxy Aerospace Special Mission @Sapporo)
 

昨日に引き続いてのサポーロですが、もちろん、Love BENI としての任務もあります。実はきょうは、徒歩 mission が多かったりするので、それなりに備えが要ります。プランニングとしては、早朝にまず西11丁目の□野家で納豆定食(植物性たんぱく質は肝臓にイイのだ!)の後、ホテルでシャワー&準備を整えて出撃。南9西4まで歩いて重要 mission(今回貧乏旅行でゆいいつ、BENI にかかわる重要事項)をこなした後、ひとつ別 mission かましてから RJCC に向かうコトになります。しかるに、てろんと寝ておりましたら、窓の外が明るい。あぁ、ネボーなのか!?
 
Sapporo 1850Z (03:50JST)
 
いや、デスク上に置いた、遠征専用トラベルクロックの表示は、1850Z です。すなわち


 
03:50 JST(*)
 

(*) JST:Eriko Imai Japan Standard Time (大日本絵理国標準時)

 
そう、ココはすっげぇ東に位置してるうえに、この季節ですから、夜明けが超早いんですよ。少し安心して、ふたたび寝入ります。
 
さて、朝は所定通りホテルをチェックアウトし、向かいます。
 

Zepp Sapporo
Zepp Sapporo (S9W4)
 
サポーロに住んでいた時代にも、南9西4なんて来たコトなかったんですが、まぁアッサリ到着。ひとしきり周囲も含めて偵察し、撮影を終えて離脱です。今回は、すすきの寄りの宿泊施設の探索も兼ねておりますので、朝っぱらの、カラスばかりが闊歩するすすきのの街を抜けました。ん、基本的には、建物のガラはそんなに変わってないと思いますが、店とかは思いっきり変わってるんでしょうね。こればかりは夜に来てみないとわからないんでしょうが、今回はもう帰るし、当面は酒呑まない(実質的に呑めない)わたくしには、来ても意味無い街だったりします。
 
途中のステップは後述するコトにして、RJCC (New-Chitose Airport) へ。Jetstar☆のゲートエリアは国内線ターミナルの北端、あたらしい専用ターミナルができる前は、国際線エリアとして使われていた場所です。2階でセキュリティを通った後、無意味に3階に上がったりするんですが、これもその名残。その3階の待合室は、かつては免税店とかもあって賑わったんでしょうが、いまは全てシャッターが降ろされ、飲み物の自販機ひとつ無いガランとした待合室となっておりました。なんか、時代について行くために、なりふり構わずその姿かたちを変えざるを得なかったような、モノ悲しい空間でありました。
 
GK-JPP (Jetstar☆) 搭乗待合室 @RJCC
 
そんな待合室からはバスで spot62(KAFCO前んトコね)に連れてかれて搭乗ぅ。きょうは、3人掛けのまんなかが空いていたんで、快適に過ごせました。きょうは雲が薄くて地上がよく見えます。上がり (Airborn) が 0559Z、Kitakami 0630Z、Lake Izunuma (Miyagi) 0636Z、RJSS 0641Z、Yokoshiba-Hikari IC 0712Z って感じで識別可能な地上目標を視認しつつ飛んで、On time よりやや早めに R/W34R に Touch down(0714Z)。狭いだのサービスが有料だのと、いろいろと言われる LCC ですが、こと Jetstar☆ に関しては、そんなに不快だのなんだのというコトはありませんでしたね。まぁ、今後も機会があれば、また飛んでみましょう (^^)
 
さて、あとは帰投です。今回のテーマは貧乏旅行ですから、ネクーソだのスカイライナだのは論外、とはいえふつうの京成の通勤電車みたいのはイヤ、行きに使った格安バスも、八重洲や有楽町からがウザい…てコトで、ちぉっぴりだけゼータクしました。池袋メトロポリタンまでのリムジンバス、\1,500-(身体障害者運賃)。まぁ、盛りだくさんだった今回の貧乏旅行、このくらいのぷちゼータクは、勘弁していただきましょう。


 
さて、さきほど、Zepp Sapporo からすすきのを横切ったわたくし、地下鉄に乗りますが、さっぽろえきでは降りず、まっすぐ北34条へ。この駅で降りるのなんて18年ぶりぐらい!? 地上に出ると、まずは R5 札幌新道を渡り、5丁目の通りから北西向きにななめに分かれる道に入ります。
 
そう、わたくしは、初めてサポーロに来て住んだ、あのボロアパートをめざします。
 
入居してしばらくして、ユニットバスの便器の陶器がパリパリ割れ出して、別の部屋に住む見ず知らずの♀子から「ふつうにクロゼットに服を入れておいたら2週間でぜんぶ黴びた。大家を訴えたいんで、その時は結露の酷さを証言してくれ」と頼まれ、挙げ句の果てには湯沸かし器が不完全燃焼してあわや一酸化炭素中毒でアバヨする寸前に至り、ホーホーのテーで Higashi-sapporo に引っ越したという、曰く付きのクソボロアパートです。わたくし的には、もう建物自体が現存しないだろうと思っていたのですが、ひどく路面の傷んだ中通りの角を曲がると…


 
まだありました(超驚)
 


Higashi-sapporo の前線指揮所(跡地)は、ボロくはなっていたものの、まだ時代にもついて行こうとする努力の痕跡がありました。しかし、こちらは古びるにまかせるまま、もう時代についてゆこうという何らかの姿勢は感じられません。わたくしが住んでいた部屋の玄関は塞がれ、隣室と統合されているようなのですが、雰囲気は荒れ果て、ハエともアヴともつかぬ、不快な羽虫が群れて飛んでいました。いやはや、変わりゆくサポーロの中で、ただただ老醜を晒し、時代に遠く置いていかれた建物…もう失笑すらありませんね。そんな建物で過ごした短い日々から、早い時期に抜け出せた自分の幸運に、ただただ感謝の念を抱くばかりです。

UPDATE JUNE04-0510Z (iPad) #473C8B