[17954] [RCSS] [飛] [台湾新幹線] 競争回帰

475th JL0098　 RCSS 062130Z - 091306Z RJTT 　ACFT；JA605J (B767-346/ER ; cn 33494/911　初搭乗♪)　Y/53C　On time　(for Galaxy Aerospace Special Mission ＠Kaohsiung)
　

最終日。羽田行きに乗るために、台北に行かなければいけないんですが、

　
ヒコーキがありません（激怒）
　

そう、台北⇔高雄といえば、世界的にも有名だった航空輸送激戦区だったんですが、新幹線ができたせいで全滅してしまいました (T-T)　かねてからわたくし、新幹線＝ブルーギル論を唱えてきたワケなんですが、そのココロは《無駄に生命力が強いんで、その環境にある他の生物を死滅させ、ヒコーキやバス、自家用車や電車といった多様なのりものが健全に競合している“交通生態系”を破壊してしまう。その結果、最終的には、その区間を移動するすべてのお客さんが選択の余地を失い、不利益を被ることになる》というコトです。わが国では名古屋の惨状をみれば、その弊害は明らかです。んなコトで選択の余地無し orz　やむなく新幹線に乗らざるを得ないワケなんですが、そりゃあ不機嫌そのものです。
　

　
で、走り出してみれば、電車は便所スリッパのコピー（技術供与）だし、窓の外の風景も、東北新幹線に乗ってんのとほとんど変わらない状況です。普通席なんか乗ってらんないんで「商務車」（Business Class＝わが国のグリーソ車に相当）ですが、それでも焼け石に水ですな。そのうえ、トンネルにはいるとデムパがきれて iPad も使えないなど、もうイイとこ皆無！って感じです。
そんなんでも、まぁ動いてるウチは良いですよ。そろそろRCKSに近い桃園まで来たと思ったら、えきでも何でもないトコに停まってしまい、ぜんぜん動かなくなります（怒）　いちおう英語の放送は入りますが「しばらく停まる。アブナいからドアを開けて外に出ないでくれ」的な内容で、原因も見通しもよくわかりません。ネットを開けて見てみたら…
　


　
ん?、わたくし提唱の“鉄道というシステムがなぜダメか”の第二項ですな。『一箇所でもダメなトコがあれば、そこだけよっこするコトができないんで、ぜんぶがダメになる』てヤツです。少ししたら動いたんで、ホっと安心しかけたんですが、台北に近い橋の上で、また停まっちゃいます。今度は中国語での放送はあるモノの、英語放送はなくなり、状況が全く判りません（苛）　ややしばし放置された後、やおら動いたと思ったら、台北の隣の「板橋えき」に着きます。着いたはいいんですが、明らかにテンションの高い中国語の放送が入り、座っていた客が一斉に荷物をまとめて立ち上がり始めますから、まぁ何があったんかは容易に想像がつきます。
　
ココ（板橋）で打ち切りです！


　
いや、そんなトコまで、
日本のクソJRの
マネしなくていいから！
（超激怒）
　

もう呆れかえってえきを出て、とっととタクシーを拾ってRCSS (CHUNSANG AIRPORT) に向かいます。期せずして、台北市内をざぁーっとタクシーで見て回れたから、ま、よかったじゃないですか（棒）
　
ま、そんなコトで、台湾新幹線など『二度と乗るかっ！っっ（超激怒）』な体験に終わったワケですが、そもそも空路があれば、こんなアホみたいな体験はしなくて済んだワケですから、これは独占の弊害にほかなりません。わが国においても、似たようなパターンはありましたが、名古屋にせよ仙台にせよ、成田発着の路線は便数は少ないものの存在していましたし、最近になって羽田の国際化にともなって、羽田−中部線もできまして、これがチケ取るのもたいへんな人気路線です。はい、新幹線があまりにもダメなんで、時代は競争へと回帰しつつあるんですよ。台湾はいま、新幹線ができたばかりで、まだ独占を許してはいますが、遠からず台湾の人も、新幹線という低レベルな乗り物もどきの独占によるさまざまな弊害に気づき、かつての競争時代、たくさんのヒコーキを潤沢に選べた時代を思い出すでしょう。次に高雄と台北の間を行き来するとき、ヒコーキの窓から、空の底できょうのように停滞して行き詰まるそれを、余裕綽々で追い抜いて行くのを眺める日が来ることを信じます (^^)
　

　
気を取りなおして、 JL0098。さすがにこっちもアップグレードとか、都合の良いハナシはありませんが、まぁ東行の時間の短い方のレグですから、こっちだけがアップグレードされるよりは良かったかと。あ、わたくしだけアップグレードって不公平とか言わないでくださいね。JGC SAPPHIRE になるまでの修行の間に、優にビジネスクラスで台湾往復できるくらいの上級クラス運賃をJAノLに払ってますから（笑）　そんな JGC のわたくしと同行の相棒は、台北松山空港のラウンジでマターソ過ごし、優先搭乗でユターソ機内に入り、穏やかながら雲の高い、薄く霞んだ春の空を東京へ向かいます。約3時間の飛行を終えた JA605J は、RJTT R/W22に降り立ち、はじめての新国際線ターミナル、Spot 145 に到着です。和光市行きのバスを待つ相棒と別れ、わたくしは京浜急行でぱふぉっと青物横丁へ帰投し、このすばらしかった台湾への Special Mission を Close です (^^)
　

　

UPDATE MAY17-1600Z (iPad) #FF1493